こだわりのスパイスと唐辛子
唐辛子や八角、桂皮、 トーチをはじめ、多くのスパイスを中国や日本国内から取り寄せています。中でも唐辛子は、料理に合わせて多種多様なものを使っています。
生の青細唐辛子、 赤細唐辛子、青唐辛子、小粒唐辛子、ねじ巻き唐辛子、牛角唐辛子などは、当店提携の農家さんが作ってくれています。完全無農薬で、夏になると収穫します。乾燥唐辛子も、辛くないものから激辛のものまで料理に合わせて使っています。
自家製ラー油を作ったり、唐辛子の漬物等を作って料理に使用しています。
中でも、剁辣椒（トーラージャオ）や泡椒（パオジャオ）という湖南伝統の唐辛子の漬物調味料（生の唐辛子を、塩、にんにく、酒、酢などで漬け込んだもの）を当店の料理に多数使用しています。剁辣椒（トーラージャオ）を使うと、料理に辛さだけでなく、赤唐辛子の甘みや旨みが加わります。また、泡椒（パオジャオ）を使うと、酸味と辛味の中に青唐辛子独特の爽やかさが香ります。
1 0 0 % 無添加の米麺 ( ミーフン)
当店のミーフン（米でできた麺）は、米と水だけで作った完全無添加麺です。 一般的に日本国内で流通しているお米でできた麺には、 小麦粉や澱粉などのつなぎや、防腐剤、安定剤などの添加物が含まれています。
しかし、 当店のミーフンは日本の国産米と水のみを使用した1 0 0 %自然派麺です。無添加ゆえに日持ちがしないため、 毎日新鮮な麺を作ってお客様に提供しています。 乾麺を戻しただけの麺はブツブツと切れやすいですが、当店のミーフンはコシがあり、むっちりとした食感とツルっとしたのど越しを楽しんで頂けます。
また、スパゲティのような太さの丸麺と、きしめんのような幅がある幅広麺の2種類があるのも、 当店のこだわりです。
自家製の腊肉(ラーロウ)
腊肉とは、湖南省伝統の燻製塩漬け肉（ベーコン）です。
生の豚肉に塩や酒、スパイスをぬって漬け込み、その後乾燥・燻製させます。肉を長期保存させるために生み出された製法です。当店は現地の製法に則り、一から自家製で作っています。燻製用のチップにもこだわっていて、現地と同じく米の籾殻＆茶葉を使って燻しています。
完成に至るまでに約3週間を要す手間がかかったものです。
口に入れた瞬間、肉の強い旨味と塩味、そして燻製の香りをお楽しみ頂けます。
中国の方も日本の方も楽しめる店づくり
当店は、八宝菜がありません。かに玉もありません。焼き餃子も、上海焼きそばも、そしてラーメンもありません。
逆に、剁椒鱼头（鯛のカマの唐辛子蒸し） 、辣椒炒肉（皮付き豚バラ肉の唐辛子炒め） 、毛主席红烧肉（毛沢東の愛した角煮）、酸豆角肉丝（ササゲと豚肉の細切り炒め） 、野山椒牛肉（酢漬け青唐辛子と牛肉の炒め）、 牛腩粉（牛筋のミーフン）など、日本のお客様にとってあまり馴染みのない料理が軒を連ねます。
これらは湖南料理の代表的なメニューで、自信をもってお客様に召しあがって頂きたい料理でもあります。しかし、知らない料理はなかなか注文しづらいのが正直なところではないでしょうか。
そこで当店は、日本のお客様に少しでも湖南料理を楽しんで頂けるために、料理の製法やオススメの食べ方、湖南の現地の情報などをメニューに沢山書き入れています。
料理の辛さも、無し、普通、現地風（辛さ増し＋100円）で対応可能です。
パクチーが苦手なお客様に対しては、抜くことも可能です。
また、店内のクリンリネスやサービスに関しても気を配っています。
当店の願いとしては、日本のお客様にとっては湖南料理、ひいては湖南省に対して興味を感じて頂ける場になり、中国のお客様にとっては懐かしい味を安心して味わえる場になればと思い、日々営業しております。
